ステンカラーコート(コートを縫おう。)
図書館で借りたかたやまゆうこさんの「コートを縫おう。」の本からステンカラーコートを作りました。
型紙ナンバーからいうとⅮ-3にⅮ-1の裏地を付けて前あきを比翼仕立てにしてⅮ-2の箱ポケットを付けたものです。同じ型紙で何パターンかあるので好きな組み合わせができます。(比翼はなかったけど)
ステンカラーって響きが好きじゃないなって思ってたら正式にはバルマカンコートっていうらしい。でもバルマカンにはラグラン袖らしく、それじゃやっぱり和製英語でダサいけどステンカラーコートと呼ぶしかないのかもしれない。(子供の頃からカタカナ名のツボがある、バルマカン良い感じ♪)
もちろん最初はB-2のラグラン袖で作ろうとしてたんですけど、袖の型紙を写そうとしてたらものすごく袖口が広くて「え・・・そんな広いの?」って怖くなってやめました。普通なんだろうか。
ダウン製品を着るようになって、もうこういうウールのコートは寒くて着れないかなって思ってたところにインナーダウンの存在を知り、去年の春に値下がりしたのを買っておいたのですよ。
そんなわけで、ロングのインナーダウンを着る前提で作っていますのでサイズはLL、裾はインナーダウンコートの裾より少し長くなるようにレシピでは15センチ伸ばすところを8センチにしました。
襟は勝手に丸くしました。角は多分うまく出せないと考えたため。(何年かやってると、こういう悪知恵みたいなのが働くようになる)
糸を買いに行ってなぜかニット用じゃないとダメって思っててレジロンで縫ってましたが、べつに普通のスパンで良かったよな~なんでこだわってたのかわからん・・・しかもレジロンの色数が少なくて一番合うのが黒でした。(紺なのに)
コート用の生地って選ぶの難しい。きれいな色味があればよかったんだけども~なんというか単色ではない感じ(杢調)の生地が多かったですね。
キャメル・ベージュ・グレー辺りで作りたかったんだけども、もたもたしてたら生地がなくなっちゃって無難にウエダさんでネイビーのウールライトメルトン(ウール80%ナイロン20%)と少し厚手の秋冬用裏地(ポリエステル50%キュプラ50%)ニット用接着芯を友人にお誕生日のプレゼントとして買ってもらいました。(送料と一部代金は自腹♪)初めて縫うし失敗しても生地の買い直しできるしね~。裏地も色合わせが楽。あとギリギリ、フォーマルでいけそう・・・と思ったけど手元に届くとちょっとネイビーが明るいか。
地直しはしていません、軽くアイロンかけただけ。型紙を待ち針で留めて布を切るのも苦手なのでチャコペンで書いてから切りました。(何を作るのもこの方法)
メルトンも裏地も白のアイロンか水で消えるチャコペンの乗りがよくて気持ちよくできました。
初めて作った箱ポケット。なんだかわからんけど書いてある通りにやったら出来てた♪未だに作り方がよくわかっていないが、身頃に切り込み入れるのが怖かったです。初めてにしては良い出来じゃないかと。
ポケットの中は花柄のシャツコール。昔、姪っ子ちゃんに作ったノースリーブドレスの余り布。使い道がなく放置して9年。(別に見えないから起毛素材なら何でもよかった)
比翼仕立ては、こちらの→コート比翼(フライフロント)についてのページを参考に型紙作りました。
生地が分厚いので角がちょっとピシっとなりませんでしたけど、まぁまぁの出来。
なんで比翼にしたのかというと、ミシンのボタンホールってあんまりきれいにできないので一番上1個だけにしたら目立たないかなぁって、それだけ~。
内側は花柄リネンシャツの余り布。ポケット中もこれで良かったんでは?と思いつつ、手入れてヒヤってのも嫌だしな。やっぱ起毛がいい!
うっかり比翼部分のボタンホールを黒糸でやってしまった。どうせ表から見えないので練習のつもりで下から順番にやって、一番上のボタンホールの頃に気づいて、ちゃんとスパンの紺色でやりました~けど縫い代の重なりが邪魔してボタンホールがうまく縫えません。何度もやり直し~。
ブラウス作るときも一番上のボタンホールはやり直しが多い。縫い代が重なってるとうまく布が送れなくてボタンホールが短くなったりするのです。端切れを挟んで高さを合わせたりするんですけどね~。何度やっても難しい。
ボタンを付ける糸はちゃんと合う色が買えました。人生初、力ボタン(ちからぼたん)も買いましたよ。
ボタンが23ミリあるのに、手芸屋さんでは小さい力ボタンしかなくて、大きいのはこのニット用しかありませんでした。
普通のボタン付けるって手もあるよね~と物色してたんですがニット用力ボタンの方が安くて薄いのでまぁいいかということで「変な形~」と思いつつ縫い付け。
ボタンはレザー調ドーナツ型23ミリ3個で137円 安っ!
色は手前のダークブラウン。
ボタン付けも調べてみた。「コートのボタン付けのやり方」を参考にした。勉強になるわぁ。
糸の処理って最後に糸足にぶっ挿すだけなんだな~でもわたしは玉止めしよ♪って思ってたんだけど力ボタンがあるので玉止めなんて無理でした。何度も着用したけど、糸足に挿しただけでも、ほどけてくることはありませんでした。ボタン付け糸が太くて摩擦が大きいっていうのもあるんだろうな。
ボタン付け糸で比翼部分がパカパカしないための糸ループとやらもしました。このページを参考に、ボタンホールとボタンホールの中間部分を止める感じ?
比翼についてのページだとグリカン止めって書いてあったんですけど調べても出てこない。
ネイビーのコートなので学生服みたいになっちゃいましたけど真冬は白系のマフラー巻くから良いのです。襟に素敵ピンバッチを付けるのも良い♪
ここ数年、冬はベージュやキャメルやグレーといった明るめの色ばかり着ていたから忘れていたけどネイビーってホコリとかすごく気になるね。抜け毛動物と暮らしてたら大変なことになりそう。白系のマフラーから出てくる細かな繊維がこびりつくぜ。エチケットブラシかけたら、思いのほか取れるマフラーのふわふわ繊維。
ベンツの端にステッチ入れました。レシピにはなかったけどピシっとしたほうがすきなので。高級コートを基準にいろいろ調べたんだけど値段に関係なくステッチがあったりなかったりするのね~。
そういえば身頃の裏地の丈が合わなくて2センチ切ったんだけども、あとで正しく計ったら1.5センチだったかも。だからちょっと後ろがつれてるような、そうでもないような。
出版社から型紙の修正も出てなかったし誰も言ってないから何か思い違いをしているだけかもしれないけど、型紙を調べても間違ってないんだよねぇ。
もし作った方がいらっしゃれば、こっそり教えてくださいぃぃ~。